40年前のチンクェチェントを買う

40年前のチンクェチェントを買う

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40年前のチンクェチェントを買う


フェラーリが無くなった寂しさに耐え切れず、ついつい衝動でチンクェチェント(旧型フィアット500)を買っちゃいました。(笑)



いかんせんフェラーリ購入資金捻出計画が長期化しそうだったし、すでにフェラーリが無くなってから半年が経過しています。

なんか寂しい・・・。

そんな思いで毎日フラフラとネットしてたら、ついつい好みのクルマを見つけてしまいました。

イタ車界での愛くるしさナンバーワン、チンクェチェントです。

発見したのはチンクの中でも顔や内装が一番好きなFタイプ、好みのカラー(黄緑ね)、ほぼフルレストア済みなのに価格が手ごろ。

これには購入欲がググッとそそられます。



しっかしまてよ、チンクはちっちゃいけど中古車としては大物になるぞよ・・・。



ここでリサーチします。

はたして現代のクルマ事情に旧型チンクは耐えうるのか?

当然とも言える故障の頻度は?

こんな古いクルマのパーツ供給事情はどうなってる?

あれこれ調べてみましたが、身分相応な範囲内(笑)なら動力性能はおおよそ大丈夫みたい、故障頻度もきちんとメンテしてれば、まあまあのレベルになるみたい(?)、パーツに関してはさすが世界的な人気者なのでサードメーカーさんがちゃんと対応しており、そのほとんどが新品供給されてました、しかもとっても安価。

ならばっ買うか!ってことになるのですが、やっぱり・・・一抹の不安は拭いきれません。(苦笑)

さらに発見したチンクは大阪にあって、おいそれと現車を見にいける距離ではありません。

なんてたってチンクは40年前の中古車ならぬ大古車になります、やはり実際に見て判断しないとかなりつらいもんがあります。

ここらへんはメールにていろいろ質問やら画像を送っていただきましたが、やはり現車確認はした方がいいに決まってます。



・・・とか、なんだかんだ書いてても結局買っちゃったんですがね。

へへへ。(笑)



購入したフィアット500 (1965年製)



結局現車確認をすることも無く、オーナーさんから送っていただいた画像と文章で購入を決意しました。

ほとんど通信販売ですね。(笑)

ま、昔から好きだったし、いろんなネガもなんとかなるだろって能天気に最終判断してます。

何かトラブルがあったとしても、あの愛くるしいスタイルなら許せるような気がしてますし。(笑)

最悪、動かなくなっても1/1のミニカーと思えば腹も立たないことでしょう。(馬鹿?)

なによりも筆者がイタ車にハマったのは95年式パンダから、このパンダに乗らなければランチアもフェラーリも無かったとさえ思います。

いわば初代チンクはそのパンダ直系の精神的ご先祖さま、きっと小さいながらも熱血でもあり、のほほん系でしょう、前より一度は乗ってみたかったってのが本音です。

イタ車の魅力・楽しさとはなんぞや?

40年前のチンクでイタ車の魅力探求をしてみたいと思っております。



そういえばこの頃、筆者の好きな自動車評論家の福野礼一郎氏が右ハンドルのフェラーリ365BBをイギリスより通販で購入した記事を読みました。

福野氏のBBとは金額も苦労も程度も、何から何までが雲泥の差ですが、多少なりとも感化されたのは事実です。(笑)

※2005年NAVI 9月号増刊 「クルマの神様」より



しっかし、まさか旧型チンクを買うことになろうとは・・・、我ながらびっくりしてます。(笑)



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