低粘度エンジンオイル

低粘度エンジンオイル

現在地 : home白プント生活記

低粘度エンジンオイル

低粘度エンジンオイルを入れました



1年7ヶ月ぶりのオイル交換をしました。(笑)

さぞかしドロドロで、しかも減っているだろうと予測してたのですが、そんなに量は減っていませんでした。

ま、実父はあまり距離を乗らなかったから、こんなもんかも。

と、量は規定内ですが色はすでに真っ黒、余裕で経年劣化してるんで当然オイル交換は必須です、もちオイルフィルターも。

ってことで夕方近所の某大手カー用品店へ交換しに行きました、ちなみにオイルフィルターは昼間に電話して在庫ありの確認済みです。

どこのメーカーなのかわかりませんが、ともかく188系プントに合うフィルターがあるとのこと。(メーカー失念、型式OC-259ってやつ)

来店する前にプントのエンジンオイルについて予習しときます、今まではアレーゼさんまかせでしたから。

付属マニュアルによればエンジンオイルの指定規格は10W40か5W30の部分合成油と書いてあります。

オイルの量はフィルター交換すると2.8L、フィルター交換しないと2.5L・・・、へ??こんな少ないんだ? 以前のパンダでさえ4L近くも入りましたからね、とっても意外。

フィルター込みで3L以下とは軽自動車クラスです、これでホントに大丈夫なのかいな、って余計な心配をしてしまうほど少なく感じます。

ま、財布にはやさしいので基本的には大歓迎ですが。(笑)

ちなみにフェラーリ328やF355は10Lをどっぷりと飲み込んでくれます、こちらはとっても財布にキビシイのです。(苦笑)



さて来店してオイル選びです。

イタ車なので定番アジップの標準粘度でも入れとこうかとも考えましたが、なんとなく前よりもっさりしてしまった印象のエンジンに喝をいれるため、今回あえてサラサラした低粘度のオイルにチャレンジしてみることにしました。

一般に低粘度オイルを入れるメリットとして考えられるのは、フリクションロスの低減による燃費や静粛性の向上、一方そのデメリットとして油温上昇時の油膜切れ(油膜が薄くなるため)がおこる、とか言われてます。

古いイタ車にはご法度なんでしょうが、最近のクオリティアップ著しいイタ車にはたぶん大丈夫だろうと思い、おもいきって100%化学合成0W40のオイルを選んでみました。

もし不具合を感じたら速攻でオイルを排出する覚悟です、いわばフラッシングオイル感覚にて早期交換もやむなしの覚悟で試してみます。



エンジンオイル排出中 低粘度レッドライン



となると一抹の不安があるのでオイル品質は慎重に吟味せねばなりません。

で、選んだのは高品質と誉れ高いレッドライン(RED LINE)。

ジェットエンジンにも使用されてるポリオール・エステルで、油膜の強さが評判です。

ちょっとお高い(4L缶10000円)ので、それほど高回転域を使用しないプントにはかなり贅沢なんですが、ま、安心料と思って割り切ります。

これにて作業開始と思いきや、「 今日なら輸入車のエンジン内部洗浄がキャンペーン価格ですよ 」 と店員さん。

なになにと聞いてみると特殊な溶剤入りのオイルにてエンジン内を2回洗浄する機械を導入したとか。

ん〜、ただでさえリスク感じてるのにこんなのイタ車にやっちゃマズイよな〜、とか思いつつもついオーダーしてしまいました。(笑)

かなり安かったもんで。




エンジン内部洗浄中 洗浄ラインはこんなです



作業はまずエンジンの内部洗浄から。

オイルを排出したあと、専用のジョイントがオイルフィルター部とドレインに接続され洗浄が始まります、一方から洗浄剤が入る仕組みみたいです。

はたから見てるとホースがドクンドクン動いてるだけなんですが、能書き書を見てみると 洗浄→溶解→回収 の工程を2クール行ってるらしい。

あまりドラマチックな演出もなく、淡々と20分ぐらいでエンジン洗浄は終了しました。

次にレッドラインの注入、見てるにその柔らかさは想像以上、まるで水みたいにジャバジャバしています、さすがゼロダブリュー。

これならストローでも余裕で吸えそうです、少なくともマックシェイクよりは吸いやすそう。(笑)

この0Wレッドラインをフィルター交換後に3L近く飲み干して作業終了となります。



さて洗浄&オイル交換後のインプレッションですが、まず驚くぐらいにエンジン音が静かになりました、さらにアイドリング時のエンジンからの振動が皆無って言っていいくらい無くなってます。

実際、帰路の信号待ちではストールしたかと思い、ドキッとしたぐらいです。(笑)

また、アクセルに対するレスポンスが鋭くなりましたし、今までと同じアクセル開度では回転が上がりすぎてしまうほどになりました。

全体にエンジンが軽く上昇するカンジがします。



その反面、よく回るようになったエンジン回転とは相反してトルクが細くなったような感覚があります、エンジンだけが一生懸命で駆動輪にそれが伝わってないような感覚です、エンジン回転とスピードがマッチしていません。

もともとエンジン回転がワッと上がって後から加速がついてくる感覚のCVTですが、それがいっそう強調された感じです、感覚的にズレを感じるので生理的にちょっとキモチワルイ。

しかしそこは順応性の高い筆者です、しばらくするとこの感覚にすっかり慣れてしまいました。(笑)

きっとプント復帰後まだ間もないので、そこらへんの感覚がまだ固定されてなかったからでしょう、今では何の違和感も感じてません。

これならしばらく乗っていられそう、このまま様子を観察することにします。

ま、低粘度オイルは寿命が短いとも聞いてますので、おおよそ3000キロでも走破したら標準粘度のオイルに戻してみる予定です、そうすればもっと違いを感じとれるかもしれません。



Copyright (C) フィアット生活@新型500 All Rights Reserved