本革ステアリングカバー

レザー・ステアリングカバーの取付け

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レザー・ステアリングカバーの取り付け

レザー・ステアリングカバーを取り付けました



プント乗りにひそかに流行(?)しているレザーステアリングカバーを装着してみました。

ステアリングのレザー化に対し、一番手っ取り早いのは188HGTアバルト用ステアリングとの交換ですが、これは早々に候補から除外しました。

理由はアバルト用があまり好みでないツートンカラーであること、もひとつは筆者がプントの室内で一番気に入っているのが、意外(?)にもノーマルのステアリングだからなんです。

プントELXのステアリングは、もちろんお金がかかっていそうにありません。

さらに何の変哲も無いウレタン製なんですが、そのデザインはいかにも秀逸。

全体のデザインもさながら、横へ丸刃の彫刻刀とかでサッと削ったような凹みを作り、中央へ立体的なFIATロゴを配置する、こういう安いながらもきちんとイタリアしてる部分が大好きなんです。



シモーニ・レーシング ふきふきとアルコールで脱脂



ってことでノーマルステアリングのままレザー化できるステアリングカバーを選ぶことにしました。

どれどれとリサーチしてみるとプント用のカバーには Isotta 製と Simoni 製とがあることを発見。

どちらも同じようなもんかなとさらにリサーチしてくと、スポークの裏の部分の固定法と、縫い方に違いがあることを発見しました。

まずスポーク裏の部分の仕上げ方法は Isotta が片側2箇所のホックで、 Simoni は粘着テープになってます。

また、革部分を直接縫合していく Isotta に対し、 Simoni はステッチ同士を縫い上げるようになってます。

思うにスポークの裏側って普段より触るところなんで、こんなところがホックで凸凹してたら興醒め、乗るたびに気になってしまいそう。

ってことで迷わず粘着固定式の Simoni Racing を選びました。



説明書です(ぜんぶ英語) 位置決めがキモです



さっそく検索すると ユーロ・コレクション なるショップでこのステアリングカバーを扱ってました、プントELXは CVP/FI3 って型番になります。(¥10290送料込み)

さらにこのカバーは下部がパンチングレザー、上部が厚手のレザー(?)になっており、赤/黒、青/黒、銀/黒、黄/黒なんて派手なツートンカラーが選べます。

ちなみに筆者は先の理由により、黒/黒と地味なチョイスをしております、狙いはさりげない純正風。

梱包されてたセット内容はカバー本体、黒糸と針2本、説明書で構成されてました、作業にあたっての工具はハサミのみです。

作業編です。

まずはカバーがズレると気持ち悪いのでステアリングの脱脂をしときます、消毒用アルコールをガーゼに含んでフキフキしました。

今まで掃除してなかったため、恐ろしいほどにガーゼが真っ黒になりました、うええ。



付属の糸と針 縫い始めはここから



次にカバーを被せて位置決め。

最初に縫合がズレてしまうと、出来不出来が縫い終わるまでわからなくなるため慎重に位置決めをします。

ちなみにカバー裏に目安となる白いマークがしてありますが、結構アバウトなので注意が必要です。

位置決めが完璧なら縫合開始です。

セットに2本入ってる針はどちらも針先が丸いのですが、パンチングの穴をうまく利用すれば縫い始めの処理(2重縫い)も簡単に出来ます。

あとは説明書を見ながらちくちくとステッチ同士を縫合していきます。



ちくちく・・ 上半分の縫い終り



次にアンテナの設置です。

メーターのユニットをズラして固定場所を探したところ、ユニット上部に貼り付けても充分なスペースがあることを発見しました、装着後に見えなくなるので設置はここに決定です。

設置後に長い長いアンテナ接続コードを整理してメーターユニット裏面スペースにきちっと貼り付けてます。

ここらへんの固定はちゃんとしないと振動とかで異音が出て不快になりますから処理に手を抜いてはいけません。



ディンプルっぽい加工です
スポーク裏も自然でしょ?



ステッチに針を通してはちくちく・・・、締め上げてまたちくちく・・・。

単調な作業ながら、慣れてくるとなんだか楽しくなってきます。(笑)

約2時間ぐらいちくちくしてると縫合終了です。

念入りな位置決めをしたためか、たわみなどのズレは生じませんでした、ラッキー。

最後に3本のスポーク部分にテープ固定して終了です、おおお、満足できる仕上がりっす。



選んだ黒/黒のカラーもあいまって、出来上がりはまさに純正風。

これを狙っていたものの、やはり人を乗せるといちいち説明してしまいますが。(笑)

肝心の感触はさすがウレタンとは雲泥の差、しっかりと操舵することができます。

功罪としてはもともと太いグリップがカバーしたため、さらに太くなってしまいましたが、太めが好きな筆者にはノープロブレムっす。

こういう普段より触るところのモディファイ効果は大きいですね、ステアリングを握るたびになんだか楽しいっす。

188プント・オーナーの皆さん、オススメですよん。




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